半導体大国復活へ【話題のテーマと狙える銘柄】

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期待高まるTSMCの新工場

日本政府は安全保障上の観点と技術大国復活の観点から国内半導体産業のテコ入れに動き出している。その一環として話題を集めているのが半導体受託生産の世界最大手である台湾積体電路製造(TSMC)が、日本で初となる半導体工場を熊本県に建設するという報道。世界的な需要増による半導体不足は深刻で、日本国内で生産体制が充実すれば、製造装置などで様々な分野で世界をリードする日本企業の集結で、日本企業が再び半導体の一大生産拠点として注目を集めるとになろう。

半導体の搭載点数が増加

半導体の搭載点数が増加していることを受けて、製品の供給遅れが深刻化している。その代表が自動車で、大手メーカー各社は生産の一時中断を余儀なくされ、市販のカーナビゲーションの在庫不足も取りざたされている。これまでなら中国が半導体の供給面でも重要な役割を担ってきたが、米国対立が深刻化するなかで、米国は自国での開発・生産を強化する動きにある。その流れの中、日本政府も国内での大規模生産誘致に動きだしている。

世界最大の半導体製造拠点に発展

今回のTSMCの新工場では16ナノメートルや28ナノといった自動車やスマホでは必要不可欠な需要技術の導入が伝えられている。日本には世界的な半導体製造技術を保有する企業が多く存在しており、新工場が実現すれば、これらが集結し、世界最大の半導体製造拠点に発展する可能性がる。

半導体の需要は拡大の一途

これに対する期待からマスクブランクス検査装置でシェア100%を有するレーザーテック(6920)が今年3月安値1万1270円から6月上旬には2万4000円に迫る場面があった。マーケットでは大手はもとより、中小型銘柄への期待も強く自動車用半導体向け耐久テストのシキノハイテック(6614)や、半導体製造装置の岡本工作機械製作所(6125)も大幅高となっている。半導体の需要は拡大の一途で、今後は、他の半導体関連の出遅れ修正も期待できよう。

 

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