業績底入れ通期上振れも|ハリマ化成グループ【取材メモ】

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中国シェアップ、市況も持ち直す

 

ハリマ化成グループ(4410)の21年3月期第3四半期累計の連結営業利益は9億6300万円(同72.0%減)で着地した。ただ、期中下方修正した通期計画の11億円(同70.7%減)に対する進捗率は87.5%に達し、新型コロナ感染拡大の影響で落ち込んだ業績は底が入った模様だ。
各分野販売数量減少に歯止めがかかりコストダウン効果も表面化、四半期ベースで収益は大きく改善している。製紙用薬品は中国がすでに正常化、山東新工場と東莞工場の生産能力を増強するなどシェア拡大を狙っており、米国は生産拠点を集約して合理・効率化を図るとともに、FDA認定の紙力増強剤の販売に乗り出した。電子材料は5G投資やテレワーク需要を背景に半導体向けが伸びている。

通期計画は上振れはほぼ確実

苦戦している樹脂化成品もガムロジン市況持ち直しで採算が改善、第4四半期以降来期にかけ回復に向う見込み。ローターも最悪期を脱し、グループのサンパイン社の原料トールロジン増産を拡販につなげるかが課題。また、「計上方法の関係で当社の海外事業は1四半期後ずれして決算に反映される」(会社側)としており、通期計画は上振れはほぼ確実のようだ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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