来期にらみ海外など強化|三社電機製作所(6882)【取材メモ】

取材メモ|企業取材 証券市場新聞
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受注状況から今期計画達成にメド

 三社電機製作所(9697)は19年3月期第2四半期累計の連営業利益8億5300万円(前年同期比53・5%増)と計画を上回り大幅増益で着地。パワー半導体が堅調で、電源機器もリチウムイオン電池製造向けや高採算の大型案件なども伸び、通期予想を17億円から18億5000万円(前期比25・5%増)へ増額した。
 第3四半期以降も状況に変化はなく、原材料価格上昇は生産コスト低減と高採算製品への機種構成の変化で吸収。米中貿易摩擦についても、大型電源の現地ユーザーは一部欧州向けと国内販売が主体で、現時点で影響はない。受注状況から通期計画はほぼ達成にメドが立ち「ユーザーの設備投資サイクルに合わせて来期をにらんだ取り組みに着手している」(会社側)。
 半導体はトランスファーモールド製品で小型化・高効率化ニーズに対応、電源機器はリチウムイオン電池や電解コンデンサ向けなど新エネルギー・EV関連など需要分野への取組みを強める。自動車メーカーの海外拠点へは表面処理用電源、ゴミ処理問題が深刻化する中国には焼却灰溶融電源を拡販する方針で、電源機器の海外売上比率を5割に引き上げる。

by 株価チャート「ストチャ」

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