2023/1/30月曜日
動意銘柄
インパクトHD
が急伸
インパクトホールディングス<6067>が27日急伸。26日取引終了後、経営陣による買収(MBO)の一環として株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表したことを受け、買付価格4500円にサヤ寄せするかたちで水準を切り上げた。買付期間は27日から3月10日まで。公開買付者は投資会社ベインキャピタルの傘下企業で、同社は応募を推奨しており、TOB完了後は上場廃止になる。
東邦チタ
が急落
東邦チタニウム<5727>が27日大幅続落。前日取引終了後に発表した23年3月期第3四半期累計の連結決算は、営業利益76億3900万円(前年同期比91.8%増)と大幅増益で着地したが、直近3カ月の10~12月期は18億1600万円(同33.4%増)に減速しており、通期計画の上振れ期待が後退した。触媒、化学品が中国の景気減速の影響を受け需要が減少、急激な円安を受け原材料、副資材価格やエネルギーコストが上昇している。
エコモット
がS高
エコモット<3987>が26日ストップ高。25日、遠隔臨場システム「Gリポート」が国土交通省新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたと発表したことが買い手掛かりになった。高画質映像のリアルタイム共有と録画を可能とする遠隔臨場システムで、従来技術に比べ経済性が約20%、工程が約50%それぞれ向上するほか、品質や安全性なども向上させた唯一の技術という。
トラースOP
がS高
トラース・オン・プロダクト<6696>が27日ストップ高。26日引け後、1月から国内最初の販売パートナーとして加賀電子<8154>へ自社開発のAIによる電力削減ソリューション「AIrux8」を提供開始すると発表したことで、収益貢献を期待した買いを集めた。施設内の混雑状況や不在状況などのデータを取得してAIで解析、エリアグループ毎に時間帯や営業稼働日、季節によって照明の明るさを自動制御するソリューションで、すでに東南アジアを中心にDBS銀行やホテル・オフィスビル・商業施設などへ導入を進めており、電気料金高騰が続くなかニーズは高まっている。
技研HD
がS高
技研ホールディングス<1443>が27日ストップ高。この日の日本経済新聞で「政府・与党はミサイル攻撃から人命を守るシェルターの普及を促す。設置する企業への財政支援などを2024年度にも打ち出す案を検討する」と報じたことが好感された。傘下の技研興業で放射線等遮蔽内装工事を手がけている。
富士通ゼ
が大幅反落
富士通ゼネラル<6755>が26日大幅反落。前日取引終了後に発表した23年3月期第3四半期の連結決算は、営業利益36億8300万円(前年同期比28.8%減)と大幅減益ながら、直近3カ月の10~12月期は11億9800万円(前年同期比33倍)と急回復した。ただ、市場予想に届かず、株価が高値圏にあったことで当面の利益確定売りが優勢になった。
編集後記
下がりそうで下がらないの現在の株式市場。短期間で上昇すれば誰もが下がると思うが、ネガティブ材料があっても指数はビクともしないのは強い証拠か?でもある日突然、急上昇、急落するのも過去、幾度もあった。さて、どこで動くのか?
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