2023/7/24月曜日
アステラス製薬(4503)
アップル(2788)
5月25日に2360円の高値を付けたあとに高値もみ合いを経て調整を続けたが7月14日に1983円の安値を付けたあとは戻す展開。まずは25日線の2120円を回復し50日線の2192円を目指したい。
東南アジア向け中古車輸出は円安や相場高騰を受けた前期から伸び悩むも好調を持続。2月17日の高値365円を抜ければ22年11月9日にザラ場出つけた447円を目指す展開に期待したい。
動意銘柄
CINC
がS高
CINC<4378>がストップ高買い気配。20日取引終了後、デジタルマーケティング調査・分析・運用ツール「Keywordmap」に「ChatGPT(GPT-4)」を活用した「AI見出し案自動生成機能」を実装して提供を開始すると発表したことで、利用増と収益貢献を期待した買いを集めた。テーマを入力すると生成AIが日本語キーワードの中から様々なジャンルのビッグデータを総合的に加味、自動で記事の構成案を提案するSEO(検索エンジン最適化)の観点で実用性の高い見出し案を生成できるという。
SOSEI
が大幅反発
そーせいグループ<4565>が大幅反発。20日取引終了後、スイスの製薬企業、イドルシア・ファーマシューティカルズの日本とAPAC(アジア太平洋)事業を買収したと発表したことを受け、業容拡大を期待した買いが向かった。買収額は約650億円で、手元資金と長期借入金で手当てする。売上を急速に伸ばしている主力製品ピヴラッツとダリドレキサントに加え、今後の成長を可能とするパイプラインのオプション権などを取得したとしている。
リョービ
が新値
リョービ<5851>が20日に大幅高で新値追い。この日後場1時、23年12月期の連結業績予想について、経常利益を74億円から120億円(前期比54.0%増)へ一転して大幅増益に上方修正したことが好感された。エネルギーコスト上昇分の一部回収が進み、円安や電気・ガス価格激変緩和対策の効果が表面化、業績好調に伴い、第2四半期末、期末を合わせた年間配当を50円から70円(前期45円)に引き上げた。
半導体関連
の下げ目立つ
東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>など半導体関連の下げが目立った。前日の米国市場でSOX指数が3.6%安と大幅に下落、台湾TSMCが前日に発表した4~6月期決算が四半期ベースで約4年ぶりの減収減益となり、通期の売上高見通しを下方修正したこともネガティブ材料になった。
ニデック
が急伸
ニデック<6594>が急伸。同社は20日の取引終了後、24年3月期の第1四半期(4~6月)決算を発表、連結営業利益で前年同期比34.7%増の61億5200万円となった。「車載」製品グループにおいて、EVトラクションモータ事業が第1四半期で黒字化を達成したことに加えて、「家電・商業・産業用」製品グループにおいて、四半期連結会計期間の過去最高を達成した。
クオリプス
が急反発
クオリプス<4894>が20日急反発、ストップ高まで買われた。19日、NHKがiPS細胞による「心筋細胞シート」を移植する手術を九州で初めて行った九州大学が会見を開き、経過が順調なことを報告したと報じたことが買い手掛かりになった。同社は大阪大学発再生医療ベンチャーでヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)由来の心筋細胞シートなどを開発している。手術はシートを開発した大阪大学を中心とした研究グループが臨床試験を進めており、2年以内に実用化をめざすという。
編集後記
今週は中銀ウィークと決算発表本格スタートが注目点。日銀会合も事前の報道が流れているが、黒田総裁時のようにサプライズの可能性がゼロではないだけに基本は発表してから
動くのが無難か。決算発表も好内容でもアナリストコンセンサスと乖離すれば売られるケースもある。
先回りはリスクがあるだけに慎重な対応が求められる。
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