2023/8/7月曜日
カカクコム(2371)
Aiming(3911)
第1四半期は前年同期比3.8%減の51億7100万円と市場コンセンサスを下回り急落。3月16日の1763円を下回れば20年4月1691円、それを下回れば2017年に付けた1286円までフシはない。
第2四半期連結営業利益で4億1900万円と通期予想の3億1200万円を超過したことを好感し5月4日は524円まで続騰、短期的な利食い売りを吸収して5月8日高値613円を目指す展開を期待。
動意銘柄
三菱重
が高値
三菱重工業<7011>が後場急伸、年初来高値を更新した。同社はこの日13時30分に24年3月期の第1四半期(4~6月)決算を発表、連結事業利益で前年同期比3.5倍の519億7500万円と大幅な増益となったことが好感された。
品川リフラ
がS高
品川リフラクトリーズ<5351>がストップ高。同社は3日の取引終了後、24年3月期の業績予想の修正を発表、連結売上高で1400億円から1440億円(前期比15.2%増)へ、営業利益で5120億円から142億円(同30.9%増)へ上方修正した。原燃料・電力費の高騰を踏まえた販売価格の改定を進めたことに加え、海外事業の成長推進、販売構成差、継続的なコストダウンの成果が要因。 同時に9月30日を基準日として1対5の株式分割を実施する。
住友化
が急落
住友化学<4005>が急落、年初来安値を更新した。2日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期の連結決算は、最終損益331億5300万円の赤字(前年同期699億円9200万の黒字)と四半期として過去最大の赤字に陥ったことが嫌気された。石油化学品の需要減少や住友ファーマの特許切れによる医薬品の損益悪化などが響いた。
アジャイル
が連日高値
アジャイルメディア・ネットワーク<6573>が6連騰、連日で年初来高値を更新。同社は3日の取引終了後、SNSマーケティングの総合代理店のコムニコ(東京都港区)と協業し、フォロワーの獲得からファンの育成までワンストップで行う「SNS ファン育コミュニティ」を8月から提供開始すると発表したことが材料視された。SNSアカウント運用で認知獲得から好意醸成しつつ、そのアカウント上でファンコミュニティ参加募集や候補者のリストアップ・スカウトを実施。対象商材の利用状況やブランド好意度・参加意欲の把握も兼ねたコミュニティ参加登録フォームを経ることで、ファンの個別データの取得と分析を行う。
任天堂
が反落
任天堂<7974>が反落。同社は3日の取引終了後、24年3月期の第1四半期(4~6月)決算を発表、連結営業利益で前年同期比82.4%増の1854億4100万円となったが材料出尽くしで売られている。円安による為替の影響に加え、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトが好調に推移したことやNintendo Switch Onlineによる売上が増加した。
JVCKW
が新値追い
JVCケンウッド<6632>が続騰で連日の新値追い。1日に発表された24年3月期の第1四半期(4~6月)決算では連結営業利益で前年同期比9.7倍の50億1200万円となったことが引き続き好感された。これを受けて2日付で野村証券がレーティング「Buy」継続、目標株価を700円から900円に引き上げたことも支援した。
編集後記
先週はフィッチによる米国長期債格下げで急落となった。今回も話題になったのが震源地である米国よりも日本株の下げが大きかったこと。ここまでハイテク主導で上げてきた分、金利上昇やアップル株の下落でハイテクの売りが多かったことなど様々な要因がある。ただ、決算発表は概ね好調であることから、様々な評論家の論調に流されず急落場面は余裕をもって仕込んでいきたい。
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