高野恭壽の相場指南~米国の北朝鮮けん制で様子見

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

トランプ氏が果たして北朝鮮を挑発する行動をとるのかどうか、判断が難しいところですが、米中首脳会談の直後に行動を出たことは中国側も承知した上での行動と受け止めることができます。ただ、直接攻撃には至ることは中国も認めておらず、けん制で終始するものと思われます。国連、ロシアの情勢待ちといったところです。
しかし、そうした緊張感の高まりの中で円相場が円安を維持していたのですが、 その後、中国軍が北朝鮮国境に配備されたとの報道で円高に向かい再び、110円台まで買われました。今後、この情勢は日本への影響が懸念されるために日経平均の上値が抑えられる可能性がでてきました。今週には19000円台までの戻りを見込める動きを期待できたにもかかわらず、新たな警戒感の台頭でその可能性も薄れようとしています。

 

高野恭壽

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