更なる上値を追う可能性も【高野恭壽の相場指南】

高野恭壽|高さん 証券市場新聞
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更なる上値を追う可能性も【高野恭壽の相場指南】

前日に久々に自動車、機械、半導体関連などの外需系が上げて14日の高値を抜いてひけて、22500円台回復に期待がかかりました。23日の相場は寄り付きから22400円台で始まったのですが、このところ戻す動きが続いていたグループが軒並み反落し、出遅れていた小売り、食品、一服していた医薬品が買われて相殺する形になり、日経平均は小幅高で終始し22500円台に乗せずに終えました。7月中旬から8月初めまで22500円近辺でのもみ合いが続いていましたので、22500円が接近すると売り圧力が強くなるようです。ヘッジファンドの決算が9月という事情もあり、処分売りが出やすいということになるようです。そういう売りがでても相場が値を保ったことは更なる上値を追う可能性が残されていると解釈することもできます。リラの下落で大きく下げた8月10日の寄り付きの22600円台を回復できれば局面も大きく変わることになるのですが、懸念材料が払しょくされていない段階では楽観的な見通しは難しいのでしょうか。
 そういう懸念材料に大きく左右されないグループがやはり物色されて日経平均を維持することになりそうです。




相場見通し

 

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