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ここからの一段安はない【高野恭壽の相場指南】
今週の相場は10日の高値22608円まで戻すかどうかが焦点になりそうです。下旬にかけてはファンドが9月の決算前に売却方向が強くなっていくのですが、すでに、8月に入ってから前倒しで売却を進めていますので、大きな下落の可能性は低いと考えられます。中国との貿易戦争に対する懸念やリラの急落で新興国の通貨が軒並み下落となって、その損金をうめるために株式の売却が強まりました。この2つの材料が22200円を割りこむ原因になったのですが、今週には中国の高官が米国に緊急訪問して貿易戦争の打開に向けて行動を起こしたことが好感されることや新興国通貨の混乱もひとまず落ち着きを見せ始めたので買戻しの動きが強まるものとみられます。好決算のハイテクなどが大きく売られた後も戻りの鈍さが続いていますが、これはファンドの決算前の売りが続いているためです。恐らく、この売りも月末まで続けば収まっていくものと思われます。その他の銘柄も前日に紹介したように5月高値から30%以上の下落になっていますので、ここからの一段安はないものとみています。
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