噴き値売り、押し目買い【転ばぬ先のテクニカル】

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そろそろ押し目

昨日の東京株式市場は6日続伸で2万7000円台を回復してきました。直近安値の9日の日経平均ザラ場安値2万4681円からは2543円幅を急ピッチで駆け上がってきました。75日移動平均線が2万7480円に位置しているため、そろそろ押し目が出るものと思われます。

日本にとって悪い円安

米長期金利が時間外取引で2.33%台に上げているため、ドル円は120円台に乗せてきました。上昇ピッチがこちらも速く、コモディティの上昇も考えれば資源の少ない日本にとっては悪い円安です。輸送用機器などには恩恵がありますが、輸入物価の上昇を気にする水準がどの程度なのか気になるところです。

押し目形成の可能性も浅い

直近の日経平均のローソク足では三空形成となりました。また、一目均衡表では雲下限に接近し、遅行スパンが転換線にタッチしました。警戒シグナルではありますが、一方で5日移動平均線と25日移動平均線が2万6300円近辺でゴールデンクロスしました。目先は押し目形成の可能性が高まっていますが、押しは浅く2万6500円近辺ではないでしょうか。

押し目では高配当利回り株

3月期末の配当権利付き最終売買日が来週29日です。押し目では高配当利回り株が買われることになるでしょう。ここまで戻れば当面は押し目買い、噴き値売りで対処ということになりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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