マザーズ指数二段上げ【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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高配当株売られ大幅反落

昨日の東京株式市場は大幅反落となりました。3月期決算企業の配当落ち日ということで高配当株に売りが広がった他、トルコのイスタンブールで行われていたウクライナとロシアの停戦協議で進展が見られました。

侵攻後初の両国首脳会談の可能性

停戦合意には至りませんでしたが、侵攻後初の両国首脳会談が実現する可能性が示唆されました。また、協議後にロシアは首都キエフと北部チュルニヒウ周辺地域での軍事作戦を大幅に縮小すると表明。アメリカ国防省は、小規模であるものの、キエフからのロシア軍撤退が観測されていると伝えています。

海運や資源株の下げ目立つ

このような流れにより小麦やトウモロコシ価格が急落し、アルミ、ニッケルも下落。東証業種別指数では一時10%近い下落となった海運を筆頭に鉄鋼、非鉄金属、石油など資源株の下げが目立ちました。また、米長期金利の低下により円高が進行したことで輸送用機器や電気、精密なども売られました。

日経平均は200日線が鬼門

日経平均は昨日もお伝えした200日移動平均線(2万8260円)が鬼門として立ちはだかります。TOPIXはいち早く200日移動平均線を回復していましたが、昨日は割り込んでしまいました。

マザーズ指数は底入れ示唆

逆にシッカリしていたのはマザーズ指数です。マザーズ指数は2月24日に648.2ポイントで底打ち後、3月3日に784.81ポイントまで上昇。その後3月15日に653.27ポイントで二番底を形成し、昨日は790.24ポイントで取引を終了しました。日足二段上げが確認されたことで底入れを示唆しています。

新年度は小型グロース立て直しから

マザーズ指数は一昨年10月に1365.49で天井打ち後はジリジリ下落し、昨年末からは下落が加速していきました。高値からほぼ半値まで指数が下落したということは、個別の下落は更に厳しいことが分かります。新年度相場は小型グロース市場の立て直しからスタートしたようです。個別では25日にご紹介したSansan<4443>が戻り高値を更新。ユーグレナ<2931>も200日線を捉えつつあります。

ギフティは地域通貨で売上急増必至

本日はギフティ<4449>に注目したいと思います。このところ出来高をこなしながら上値を取り出しています。商品やサービスと交換できる電子チケットやeギフトを発券していますが、GO TOが再開されれば地域通貨サービスにより売り上げ急増必至です。昨年2月の高値4870円から本年2月に753円まで下落しました。38.2%戻しで2325円、半値戻しで2811円なのでまだ初動段階という見方です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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