ダブルスコープの暴落で市場心理が悪化【転ばぬ先のテクニカル】

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3日連続でストップ安

昨日の東京株式市場はFOMCを前に反落しました。3日連続でストップ安したダブルスコープ株が市場心理を悪くしているようです。リチウムイオン電池の絶縁材メーカーですが、今年3月の687円から9月15日には3175円まで急騰。9月に入ると連日2000万株前後の大商いで連日年初来高値を更新してきました。

投げ売りと換金売り小型株に広がる

ところが高値をつけた15日に韓国に上場が予定されていた同社の韓国子会社WCPについて、公募価格が想定から2割ほど下振れて6万ウォン程度になりそうだと報じられたことで、同社の資金調達面で支障が出るということで3日間で1500円の暴落となりました。SNSなどではネット証券で購入していた個人投資家の悲鳴が多数掲載される騒ぎになっており、追証発生による投げ売りと損失を埋めるための換金売りが小型株に広がっているようです。

FOMC0.75%利上げで決着へ

さて注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が22日AM3時に発表されます。また、3時半からはパウエル議長の記者会見が行われます。1%利上げの可能性もありますが、直近のFRB高官発言を顧みるとインフレ退治に断固たる姿勢を示してはいたものの、1%利上げを市場が織り込むほどには至りませんでした。市場に余計な混乱を起こす幅ならば、経済にも大きな悪影響が広がることを考えれば、市場予想の0.75%利上げで決着するものと思われます。

声明と経済見通しも発表

今回のFOMC声明と同時に3カ月に1度公表される経済見通しも発表されます。また、FOMCメンバーのそれぞれ政策金利見通しのドットチャートが公表されます。2024年までの政策金利、物価、成長率の見通しがどうなのか、そして今後の政策金利見通しに注目が集まります。FOMC通過後のマーケットの反応や如何に。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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