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146円台の円高で幅広く利食い売り
本日の東京株式市場は続落しました。日経平均は一時408円安の3万3023円まで売られる場面がありました。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が先週末のイベントで、「政策金利はかなり抑制的な水準に入っている」とハト派的な認識を示したことで利上げ局面の終了と来年からの利下げが意識され債券が買われ利回りが低下。日米金利差縮小を受けてドルが売られ、ドル円は146円台の円高となったことで、東京市場は幅広い業種で利食い売りが入りました。
値幅調整へ舵を切り出した可能性
11月半ば以降、日経平均は3万3000円~3万3800円の狭い範囲で膠着していました。3万3800円台で3回上値を押さえられたところに急激な円高となったことで、日柄調整での上抜けが難しいと捉えた向きが値幅調整へと舵を切り出した可能性が出てきました。今週末がメジャーSQということで、売り方が円高を材料に売り仕掛けをしたとしても、一目均衡表の転換線が下方転換したことで、調整局面入りと判断します。
日柄変化日に併せて下落するなら絶好の買い場
10月末以降の上昇では日足の窓が4つ残ったままであり、11月14日~15日に残した四空目(3万2836円~3万3023円)を埋める展開が予測されます。次の日柄変化日は12月12日で、この日柄に併せて下落するなら絶好の買い場と考えます。下値は最大下げても75日線の走る3万2300円程度まででしょう。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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