欧米中銀ウィーク【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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ドル買い戻されリバウンド

本日の東京株式市場は大幅反発となりました。先週末発表された米11月雇用統計は非農業部門の雇用が19.9万人(市場予想19万人)、失業率が3.7%(市場予想3.9%)となったことで、長期債利回りが上昇し、急落していたドルが買い戻されました。そのため東京株式市場も為替の落ち着きによってリバウンドを試す展開となりました。

SQ値突破も25日線視界に入ると戻り売り

日経平均は12月SQ値(32639.57円)をブレイクし、幻のSQ値を否定。そのため、SQ値突破後は買戻しが一斉に入ってきました。ただ、5日線(3万2839円)を一時抜け出して3万2933円高値までありましたが、3万3060円に走っている25日線が視界に入ると、9時半以降は戻り売りによって高値追いが止まりました。

今週のスケジュールを確認

さて、今週のスケジュールを確認しておきましょう。
12日(火)日本:11月の企業物価指数
日本(IPO)Bイノベーション、アウトルックC
米国:11月の消費者物価指数(CPI)
13日(水)日本:12月の日銀短観
米国:11月の卸売物価指数(PPI)
米国:FOMCの結果発表、パウエルFRB議長が会見
14日(木)日本:10月の機械受注
英国:中銀が金融政策委員会の結果発表
欧州・中央銀行(ECB)理事会の結果発表
米国:11月の小売売上高
米国:11月の輸出入物価指数
米国:週間の新規失業保険申請件数
15日(金)日本(IPO)S&J、魁力屋
中国:11月の新築住宅価格動向、工業生産高、小売売上高等
欧州:12月のPMI速報値
米国:メジャーSQ
米国:12月のPMI速報値
米国:12月のニューヨーク連銀製造業景況指数
米国:11月の鉱工業生産・設備稼働率

米24年経済見通しと利下げ回数が最大関心事

景気指標の発表が盛り沢山の中、一番の注目は水曜日です。日本では日銀短観が発表され、NY市場では連邦公開市場委員会(FOMC)の結果と、パウエルFRB議長の記者会見が行われます。今回のFOMCでは3会合連続で政策金利は据え置かれる予想です。ドットチャートが発表されますが、FOMCメンバーが2024年の経済見通しと利下げ回数をどの程度想定しているのかが最大関心事です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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