連日上髭形成で高値圏では戻り売り
本日の東京株式市場は前日終値を挟んで上下動を繰り返す一日でした。日経平均の上下幅は357円。高値までは前日比251円高まで、安値は同106円安まで。終値は11円安となり日足は上髭の長いトンカチです。連日、上髭形成となっており、やはり昨日の出来高を伴った上髭陰線が効いており、高値圏では戻り売りが出てきた一日となりました。
更に上値を取るには上方修正必要
これから日米共に決算発表が本格化していきます。3月決算企業の第3四半期決算は今月26日辺りから始まります。年始から日経平均が2500円程度上昇し、海外市場との比較での割安訂正が進みました。今後、更に上値を取るためには、決算発表で上方修正が必要となってきます。
今後1週間程度は決算待ちで動き止まる
今朝、財務省が発表した対内証券売買契約によると、海外投資家は1月第2週に日本株を1兆2000億円超と昨年10月第2週以来の規模で買い越していることが分かりました。更に買い増すには一株利益の上昇が必要となるため、今後1週間程度は決算待ちで動きが止まると想定できます。
買いシグナル点灯銘柄なくなる
私が日々使っているテクニカル指標では、昨日から買いシグナル点灯銘柄がなくなり、逆に売りシグナル点灯銘柄が急増してきました。具体的には大和ハウス<1925>、ZOZO<3092>、ネクソン<3659>、イビデン<4062>、花王<4452>、資生堂<4911>、日本電気硝子<5214>、栗田工業<6370>、ミネベア<6479>、安川電機<6506>、村田製作所<6981>、東急電鉄<9005>などです。
売りシグナル銘柄更に急増なら相場は弱い
ここで売りシグナル銘柄が更に急増していくようだと、相場は弱いと判断されますので、今後も注意深く観察してお伝えしたいと思います。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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