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目標値ほぼ達成し3週ぶり反落
先週の東京株式市場は3週ぶりに反落しました。年初からの急ピッチな急騰で、23日には3万6984円高値までありました。日経平均は昨年10月30日安値の3万538円から11月20日に3万3853円まで上昇後、12月8日に3万2205円まで押して、1月23日の3万6984円まで急騰しました。この最初の上げ幅(33853円-30538円=3315円)を2倍すると3万7168円なので、23日高値近似値によって今回の急騰劇は机上計算ではほぼ達成したものと思われます。
アドバンテスト株は下放れの陰線形成
日経平均は5日線割れとなり、MACDのデッドクロスが近づいています。日経平均の週足ローソク足は差し込み陰線形成となりました。木曜日の当欄で日経平均の動向はアドバンテストが握っていると記しましたが、26日の同社株は下放れの陰線形成となり、4日間続いた上値遊びが終了した感がありますが、やはりこの株が崩れると日経平均も値幅を伴った下落となりました。アドバンテストはまだ崩れ足ではありませんが、下に残した日足の窓(5409円~5638円)を埋めにいきそうです。
半値押しの3万5326円が止まり目
さて、日経平均はここでスピード調整に入りました。天井打ちから暴落といった流れとは考えていませんが、年始から急騰に次ぐ急騰だったことで、ここでは日柄及び値幅調整に入ったものと思われます。日経平均の下値は上述の3315円の上げ幅の半値押し水準となる3万5326円が止まり目として意識されるかもしれません。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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