先物の残高では…【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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利下げ慎重で米国株安く小動き

本日の東京株式市場は小動きでした。25日の米国市場では、アトランタ連銀のボスティック総裁が、年内の利下げは1回にとどまると改めて表明。また、利下げ時期は従来の予想より後ずれする可能性が高いと述べたことや、FRBのクック理事も経済の一部でインフレ鈍化に時間が掛かるとして、利下げに対して慎重はアプローチを取らざるを得ないとしたことで、主要3指数は下落しました。NYダウとS&P500は続落で5日線を割り込み、ナスダックは反落で5日線に接近。一方、ドル円は3日連続で上下幅が50銭内に留まっています。

先物・オプション弱気ポジション巻き返すか

さて、明日は3、9月期決算企業の配当権利付き最終売買日です。大幅分割企業も多く、配当や分割取得の動きはあると思われますが、気になるのは先物やオプション市場の手口です。大口投資家の先物やオプションは弱気のポジションを持っています。先週末段階の225先物残高ではゴールドマンが1万8605枚、JPモルガンが9766枚、アムロも876枚売り越しです。これら3社はマーケットへのインパクトが大きい外資であり、現状は彼らの見込み違いとなっていることから、ここから巻き返すのかどうか気になるところです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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