転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

 先週の日経平均は週足陽線形成です。注目された米FOMCは市場予想通り今年2回目の利上げを決定し、政策金利見通しでは年内あと1回、来年3回の利上げシナリオを維持しました。しかしマーケットの反応は声明発表前に長期金利が一時2.096%に下がり、それを受けてドル・円相場が一時108.81円まで下がるという興味深い反応がありました。「利上げがないケース」をマーケットは考えていたということになります。
声明では今年の成長率を前回の2.1%から2.2%に上方修正した一方、2017年末時点の物価上昇率(食品とエネルギー除く)は前回の1.9%から1.7%に下方修正しました。これで予定通り利上げを継続できるのかどうか疑問です。ならば円安・ドル高の進行は難しく、2万円の大台を固められない日経平均は早晩値幅調整に入るのではないかと筆者は考えております。
日々勇太朗

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