転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

窓を空けての上放れ

 昨日の日経平均は3日続伸となりました。日足の窓を2万2105円~2万2198円に空ける上放れとなりました。200日線、75日線を吹っ飛ばし、25日線に接近してきました。日足ローソク足は底入れのパターンではありませんが、3日連続で陽線を立てたことで、赤三兵に近い形となりました。

米国株はいち早く回復

 米中貿易戦争の震源地であるNY株式市場は世界中のマーケットに悪影響を齎しましたが、NYダウはいち早く75日線や25日線を回復し、一目均衡表でも基準線を上回る買い転換の形となりました。S&P500は6月の戻り高値に接近し、5日線と25日線のゴールデンクロスが目前です。また、Nasdaqは6月20日の史上最高値更新にリーチが掛かっています。トランプ大統領のアメリカファーストとは株価の優位性のお話しでしょうか?。はた迷惑なお話しです。

海外投資家はポジション縮小

 日経平均は25日線を越えられるのかどうかが今後の最大注目点ですが、突破するためには売買代金の増加が必要です。今回の株安局面ではオプション取引の出来高が膨らまず、むしろ細っていました。通常ならば海外投資家が現物株のヘッジに先物、オプションを活発に利用しますが、今回商いが細ったということは、日本株のポジションそのものを縮小させたものと思われます。

戻り売りの好機?

 そうだとすると、足元の戻りでも彼らは戻り売りの好機と見ているかもしれません。米国株式の落ち着きからリスクオンの動きが日本株にも見られるようになれば、ニューマネーの流入が買い戻し一巡後の押し目を作らずに上値追いとなりましょうが、そうではなければ中間反騰の一過性の相場という解釈をせねばなりません。

日本株支援には円安も必要

 また、日本株支援には円安も必要です。ドル円は5月21日の111.38円から5月29日の108.11円のボックスの中で動いています。111.38円を越えた場合は113.65円近辺への円安・ドル高が可能となるため、ドル円相場の動向にも注目していきましょう。

日々勇太朗




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