タイトな需給【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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元気な東京株式市場

 海外市場が少々風邪をひいても元気な東京株式市場。先週末の米国市場はNYダウが255ドル安(0.94%安)、ナスダックも67ポイント安(0.82%安)でしたが、休み明けの東京株式市場は続伸しました。10月10日から16日までの急騰で日足は三空形成していますが、その後の4日間は横ばい推移で、値幅より日柄による調整という形になっています。

売り玉を抱えた投資家多い

 これを嵐の前の静けさと表現し、近々海外にお付き合いして急落すると唱える向きもあるようですが、では何故こんなに鈍感な相場が演出されているのかは語られません。恐らくまだまだ買い戻さねばならない売り玉を抱えた投資家が多いということではないでしょうか。需給がそれだけタイトになっているということです。

24カ月線半年ぶり回復

 このところNY市場は買い疲れ感が出てきだしたと感じます。それは週足や月足の移動平均線の上昇がなだらかになっていることからも分かります。一方で日経平均の場合は9月に13週や26週の移動平均線上を回復したばかりであり、12カ月や24カ月など月足の移動平均線は並び順が逆で12カ月線が上向きに転じたばかりであり、現在の位置は24カ月移動平均線を半年ぶりに回復したところです。

月足を観察

 これは一時的な上昇ですぐさま失速するかもしれませんが、まだ上昇の途についたばかりと見ることも可能であり、今後、月足の移動平均線がゴールデンクロスするような流れになるのかどうかを観察していきましょう。

日々勇太朗




株式情報と相場見通し

10月26日株式セミナーin大阪 大阪メトロ長堀橋駅から徒歩1分

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