押し目は買い【転ばぬ先のテクニカル】

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13日は課題解決の糸口見えた好日

 13日の金曜日は西洋ではイエス・キリストが磔刑に処された日ということで忌み嫌われるという諸説がありますが、先週の13日の金曜日は、特に北米の国々にとっては懸案だった課題が解決の糸口を見つけることが出来た好日となりました。世界的な問題としては米中貿易摩擦と英国のEUからの離脱に関する霧が少し晴れました。

米下院のUSMCA承認が重要

 これに加え北米の3カ国にとっては米下院がUSMCA(北米諸国の貿易協定=新NAFTA)を承認したことが重要です。メキシコがまだ一部の問題で反発しているようですが、弾劾問題で対立する米下院民主党とトランプ大統領が少なくともUSMCAに関しては対立を乗り越えました。

マーケットはリスクテイク

 マーケットでは金や円などリスクオフ時の逃避先商品が売られ、株式などリスクテイクの流れが見えました。日経平均は13日の金曜日に600円近く上昇し2万4000円台を回復し年初来高値を更新しました。ドル円も109円台で週末を終えました。昨日の東京株式市場は流石に利食い売りなども出ましたが、押しは限定的であり、後場には一時プラス圏へ浮上する局面がありました。

1カ月超もみ合いから上放れ

 11月上旬から1カ月超もみ合ったところから上放れたことで、売り方の焦りは相当なものでしょう。日経平均の13日の大陽線の中でトウバに近い陰線が孕んだ形です。目先的な材料出尽くし感が示されましたように感じますが、トレンドを上に放れましたので、ここより押し目は買いと判断致します。

日々勇太朗




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