底入れ示唆する大陽線【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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更に5日線も上向く

ようやく1本、大きな陽線が立ちました。一昨日5日移動平均線を突破した日経平均株価は、昨日は上放れスタートとなり、ローソク足の実態部分は886円もの陽線を立てました。更に5日移動平均線が早くも上向きに転じました。

FRBの行動は大胆

それにしてもFRBの行動は大胆です。様々な処置にも株安に歯止めが掛からないことで、米国債や住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れ量を当面無制限とする緊急措置を決めました。自分の家が火事になったときに水道代を気にすしる人はいません。消えるまで水をかけ続けます。FRBメンバーはそんな気持ちで行動しているのではないでしょうか。

壮大なバブルの予感

2008年から14年まで続いた量的緩和によって、保有資産量を9000億ドルから4兆5000億ドルにまで拡大しました。今回の量的緩和の再開で先週18日時点の総資産残高は計4兆6600億ドルと過去最大になっています。どこまで拡大するのか分かりませんが、世の中にお金と油がジャブジャブに流れています。壮大なバブルが来る予感です。

米議会は早晩、大規模対策まとまる

まだ米国議会で与野党が経済対策で妥結できていません。しかし、野党民主党案は与党共和党案を5000億ドル上回る2.5兆ドルの対案です。ばら撒く先の選定で揉めているだけであり、早晩、大規模対策はまとまることでしょう。

日経平均の目指すポイント

日経平均は一気に1万8000台まで回復してきました。ここより目指すポイントは、フィボナッチ数列からだと38.2%戻しの1万9270円、半値戻しで2万0175円、61.8%戻しで2万1080円が計算されます。

日々勇太朗




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