超閑散【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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反発も売買代金伴わず

 昨日の日経平均は小幅に反発となりました。7月10日と13日に長い陰線と長い陽線という行き違い線が出現し、トレンドは上向きに転じたように感じましたが、如何せん売買代金が伴いません。そして7月15日に上放れの陽線形成後は陰線3本連発して5日移動平均線を割り込みました。

早くも夏枯れの様相

 押し目狙いの待機資金は潤沢に控えていると思われますが、一方で4~5月のように上値を追いかけるような買い戻しも一巡。決算発表の本格化を前に様子見姿勢の投資家が増加してきているようで、早くも夏枯れ相場の様相が漂ってきました。日経平均は21円6銭高の2万2717円48銭、TOPIXは3.18ポイント高の1577.03で取引を終了。出来高概算9億1893万株、売買代金は1兆6776億円と超閑散。

好決算期待銘柄に利食い急ぐ動き

 米国市場では指数牽引役だったFANG銘柄の上昇が止まってきました。需給を頼りに急伸してきましたが、先週のエヌビディアの決算から今の株価水準を納得させる先行きの明るい展望は描きにくくなったことで、東京市場でも好決算期待の値嵩半導体銘柄などに利食いを急ぐ動きが見られてきました。

ポジションを軽く

 本日の日本電産の決算や米国でもマイクロソフト、テスラ、インテルなど注目企業の決算発表が今週は予定されている中、週末は4連休となるために今週は動きづらい週ということになります。ポジションを軽くしておきたい局面です。

日々勇太朗




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