バリュー株物色は続くのか?【転ばぬ先のテクニカル】

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下げ幅の3分の2取り戻す

 3日のNY市場がマイクロソフトとアップル2銘柄によりNYダウを150ドル押し上げ、ナスダック市場も2週間ぶりに最高値を更新した事で、昨日の東京株式市場は続伸。先週末まで6連敗で日経平均が1200円程度下落しましたが、その下げ幅の3分の2を取り戻しました。日経平均は2万2500円台を回復し、25日移動平均線を突破してきました。

値嵩株の一角に利食い

 33業種別指数は全て上昇となりましたが、値上がり率上位は陸運や空運、鉄鋼、繊維など事業環境の悪化などで売られていたセクターのリバーサルといった形でした。昨日の相場で気づくことは、今まで市場を牽引してきた値嵩株の一角に利食いが入りだしたことです。SBG、ワークマン、レーザーテック、アドバンテストなど。米国市場でも上記2銘柄は元気ですが、テスラやネットフリックス、アマゾンは元気がなくなりました。

バリュー株は米長期金利に連動

 バリュー株物色が活発化しても全体相場の上昇は長続きはしません。日経平均採用銘柄でも商社や銀行など蚊帳の外銘柄は米長期金利に連動しています。長期金利の上昇は現状期待できないために一時的な現象と思われます。

このリバウンドは戻り売り

 日経平均は6月15日安値と7月10日安値を結んだ右肩上がりのトレンドラインを7月29日に割り込み、月末31日には629円安して2万1710円まで急落しました。現在このトレンドラインは2万2800円近辺を走っています。そしてそこには12カ月線や24カ月線が位置しています。ここを抜けない限りは上昇トレンド復帰とはならず、このリバウンドは戻り売り対処と考えます。

日々勇太朗




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