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自民党総裁は菅官房長官で決まり
自民党の総務会は安倍首相の後継を選ぶ党総裁選を両院議員総会で選出することを決めました。これで最大派閥の細田派、第2派閥の麻生派、二階派が支持を決めた菅官房長官で決まりですね。時事通信が「菅官房長官、早期解散に慎重」というニュースを流していましたが、解散は総理大臣の専管事項ですので、官房長官の菅氏が言えるはずもありません。「解散には言及せず」が正しいと思います。
解散・総選挙は情勢見極め
一部には10月25日解散・総選挙という先読みが伝わっています。コロナ禍の今、出来るのかというよりも、すべきでないと筆者は考えますが、第一次安倍政権以降、6代続いた不安定な暗黒短命政権を避けるため、党内基盤を固めるための早期解散・総選挙に打って出る可能性も否定できません。政局は流動的なものなので、今後の情勢を見極める必要がありそうです。
閑散相場に逆戻り
次期総理・総裁がほぼ決定的となりましたが、昨日の東京株式市場は小動き推移。前日は政策の継続性を期待する形で先週金曜日の下げ幅を取り戻しましたが、先行きがある程度読めるようになった途端に値動きが止まりました。日中の上下幅は158円幅、後場だけを見ると89円しかない膠着となり、売買代金は再び2兆円割れの1兆8612億円と閑散相場に逆戻りです。
農業総研は上値の壁抜ける
こうなると小型株に必然、注目が集まることになります。農業総合研究所(3541)が4月以降の上値の壁となっていた540円台を抜け出しました。昨年4月から10月にもみあった700円台まではほぼ真空地帯ですので注目したいと思います。
日々勇太朗
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