4連休明けは反落
4連休明けの東京株式市場は反落となりました。欧州で新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて規制再強化への警戒感が強まったほか、米国では最高裁人事を巡り与野党対立が激化し、追加経済対策を巡る協議が遅々として進まない可能性が濃くなり、更に欧米大手銀行が資金洗浄(マネーロンダリング)に関与した疑惑が浮上したことなど、ネガティブな材料が集中したことで海外市場が揺れた週末。
配当取りの買いに支えられる
21日のシカゴ日経225先物市場では一時22460円まで急落する局面がありましたが、22日の米国市場では主要3指数が75日線割れから切り返して反発したことやドル円が105円台まで戻したことで、日経平均株価は2万3000円台を割れることなく推移しました。9月中間決算における配当権利付き最終売買日が28日(月)であり、寄り付きが下放れスタートでしたが、配当取りの買いに支えられたものと思われます。
暫し膠着の気配
日経平均は寄り付きに空けた窓を埋めましたが、2万3210円近辺を走る25日移動平均線が下値サポートとして意識されたのでしょう。一方、5日移動平均線割れが昨日で3日目となり、5日線自体は下向きに転じました。下値は待機資金で支えられ底堅い一方で、上値追い資金は少ない印象で、暫し膠着となりそうな気配です。
コロナ禍で働き方大きく変わる
ところで、ベアリングのジェイテクトが来年1月に名古屋駅前の本社を知多半島の刈谷工場に移すと表明。在宅勤務率が高いために一等地に本社を置く必要がないということのようです。また、建設機械のコマツも本社機能の一部を石川県に戻すということのようです。コロナ禍で働き方が大きく変わります。このような事例は今後も増えていくことでしょう。そうなるとニューノーマルに対応して飛躍する企業群を再度見ていくことになりそうです。
日々勇太朗
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