反発し2日ザラ場高値越える場面も
週明け5日の東京株式市場は反発し、2日のザラ場高値を越える場面がありました。2日の東京株式市場は前日の東証取引全面ストップの影響なく上昇スタート。しかし、トランプ大統領が新型コロナ感染のニュースを受け、後場半ばから急落となり、一時2万3000円割れまで売られる展開となりました。同時にドルも売られてドル円相場は105円割れまで瞬間急落。
ダウ5週線回復もナスダック上髭陰線
NYダウ先物は時間外取引で500ドルを超える下落となりましたが、2日のNY市場は134ドル安と寄り付き直後の安値から300ドル戻して取引を終了。週足は反発となり、13週線が下支えとなった格好で5週線をわずかに回復する陽線形成。一方、ナスダックも週足は上を取り続伸となりましたが、こちらは戻り売りに押されて上髭陰線形成となりました。
大統領選トランプ感染で勝負あったの印象
トランプ大統領の病状は、医師団のコメントでは5日にも退院する可能性を説明したことで、5日のアジア市場は買い戻し優勢の展開で推移しましたが、ホワイトハウス内がクラスター状態となっており、買い戻し一巡後は病状の追加報道待ちといった動きとなりました。大統領選挙まで1カ月を切り、世論調査ではバイデン候補の支持率が拡大。トランプ氏の感染により勝負あったの印象です。
バイデン勝利なら物色対象変化
バイデン候補は所得税の最高税率の引き上げやキャピタルゲイン税の増税の他、法人税も大幅な増税となる見通しであり、今後は上値が重たくなる可能性が高いと思われます。一方で、増税資金を米製造業への投資、環境・インフラ投資、教育・介護、人種平等の4本柱に振り分け、500万人の新規雇用を創出するとしており、物色対象が変化することが想定されますので、大統領選挙の動向を見ながら関連銘柄を探ることになりそうです。
エヌピーシーは人気化必至
バイデン有利へと一気に傾くならばエヌピーシー(6255)の人気化必至と思われます。
日々勇太朗
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