高野恭壽の相場指南~一挙に相場環境好転し2万円を目指す

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

北朝鮮情勢で日本株はなかなかなか上値を追えない状況が続いていました。当欄で再三にわたって緊迫状態にあるものの有事に発展しないと報じて売られた場面での積極買いを勧めていました。ポイントは中国の出方と早くから説明したように中国はこれまでにない圧力をかけたことで北朝鮮が挑発行為を封じ込めるざるを得なくなっています。それを無視して核実験を強行した場合に米国が軍事施設などを空爆しても中国は助け舟を出さないことを決めています。したがって、北朝鮮は日本の米軍軍事施設などに攻撃をかけるような余裕もありません。日経平均がこれまで日本にも火の粉が降りかかるのではないか、との見方で売られていましたが、その懸念が薄れたことで日経平均も上値を追える状況になったといえるでしょう。
また、フランスの大統領選も5月7日の決選投票でEU離脱を反対するマクロン氏の当選の可能性が強くなり買われる材料が一枚加わりました。

1月から4月中旬まで長期わたって下落傾向を続けていた日経平均が今年初めて上値指向を見込めるようになったといえるのです。更に、追い打ちをかけるように企業業績の良さや国内景気の堅調さもようやく株価に織り込まれる環境を得たことになります。日経平均は連休明けに2万円台乗せの可能性が強くなったといえるでしょう。

 

高野恭壽

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証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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