高野恭壽の相場指南~当面は戻り売りの姿勢で対応

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

25日の相場は高くなったものの、引けにかけて上げ幅を縮小する格好になりました。これで高値圏で3日連続陰線となりました。典型的な調整局面への暗示ということになり、月末にかけて調整色が強くなっていくことでしょう。月末のポジション調整の売りなどで先駆した電機などの銘柄では売りものが出やすくなりそうです。日経平均は19200円台の安値から20481円の高値を付けるまでチャート上でいう「三空」(さんくう)となっています。19239円、19567円、19787円の部分です。一番下や二番目の空=マドを閉めに行くことは当面ありませんが、19787円までのマドを埋める可能性は十分に予想されます。個別銘柄でも連続陰線となった銘柄も多く、ここは値を飛ばした銘柄に関しては一旦、利益確定することが大事とみられ、手持ち銘柄の整理をして反落場面で改めて拾う作戦がいいとみています。当面は戻り売りの姿勢で対応すべきでしょう。

 

高野恭壽

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