今回の下げは外資系のヘッジファンドに絡む売り
10月は日経平均で2日の高値2万4448円07銭から26日安値の2万971円93銭まで3476円超の大幅な下げ幅になりました。先週、この欄で売られ過ぎで陰の極であることを強く指摘しましたが、想定通リの底打ち反騰になったと思います。今回の下げは外資系のヘッジファンドに絡む売りですが、ちょうど、2-3月の時もそういう動きがあった後に、4-5月にかけて買い戻して相場を戻しています。今回も11-12月にかけてこうした動きが見込まれると見ています。
売られ過ぎの銘柄の中から選別
KDDIなど通信系の下げで11月1日は指数が反落していますが、2日はすかさず反発しており、流れが変わったことを確信しています。先週の反騰局面では徹底的に売られていた半導体系や電子部品などが真空地帯を大きく上げて軒並み大幅高となったほか、自動車税の軽減見通しなどから自動車株も軒並み反発をみせて久々に大きく上げていました。ほぼ全面高となるなかで、電力、鉄鋼、運輸、紙・パルプ、不動産などこれまでしっかりしていたグループは見送られるものもありますので、物色するうえでは売られ過ぎの銘柄の中から選別すべきでしょう。
個別銘柄では?
シャープ(6753)は戻りの鈍い動きになっています。増額修正されたにもかかわらず逆に大きく売られていただけに材料的には大きく上げて当然だったのですが、需給面でまだすっきりしていないとみられ、一旦は手放す作戦に変えてください。
SUMCO(6346)は予想通り大きく上げて1500円台を回復しました。弾みがついたことでもう一段の上値を追うものと思われます。アンジェス(4563)は全体が大きく上げた場合にはあまり上値を追わないケースが多いため、小幅の動きでした。どちらかというと値固めの動きです。しかし、チャート的には上値を期待できる形になったと見ています。
中国関連も見直しへ
また、日中関係の改善によって中国関連も見直されていくとみられます。伊藤忠商事(8001)を中心に小物のヨータイ(5357)も更に、見直されるものと思われます。
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