膠着感の強い動きだった
11月第3週の東京市場も波乱の動きとなりました。13日はニューヨーク市場の予想外の急落という冷や水がモロに日経平均を直撃し寄り付き段階から400円近い下げとなりました。その後も下落は続き寄り付きからわずか20分余りで785円安まで急落。後場に入ると日経平均は戻す動きが強くなり、引けにかけては2万2000円には及びませんでしたが、2万1800円台まで戻し、14日以降も膠着感の強い動きで推移しました。
10月の暴落相場時にように過度に不安視する必要はない
今回の下げはアップル社の大口顧客が大量に受注をカットされたことでiPhoneの先行き需要の低迷が再度高まったことが挙げられます。ただ、これについてはアップル社が販売台数の公表を今後行わないことを発表済みであること、タブレットやPCの比重を高める戦略を打ち出していることを考慮すれば、改めて売り材料にする問題でもありません。原油価格の安値更新やイタリアの財政悪化など不安材料が重なったことで様子見気分が強まり、真空地帯を下げてしまった訳であり、10月の暴落相場時にように過度に不安視する必要はないと思っています。その後、東京市場は落ち着きを取り戻していることや円安基調が維持されていることから日経平均も戻す可能性の方が高いと判断できます。
ヤグラ形成のアンジェス
当欄一貫推奨のアンジェス(4563)は先の安値391円を割らずに反発に転じ一気に450円を超えるところまで反発しました。この陽線は10月29日の陰線と対象的になります。こういうチャートをヤグラと呼びます。底値圏で形成されますとしばらく上値を追うという縁起の良いチャートです。恐らく、500円手前までの戻りを見込めるのではないかとみていますので反撃開始です。アップルショックで売られていた村田製作所(6981)、ローム(6963)などは見直されると見ています。好決算ながら買われていないアイフル(8515)も300円トビ台は魅力があり、日本冶金工業(5480)も改めて注目されそうです。
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