外国人の買戻しを軸にして2月にかけて大きく戻す
今年は大発会から暴落する波乱のスタートとなりましたが、その後は日経平均が2万円を回復し3日続伸で落ち着きを取り戻しました。
この欄を執筆している10日の東京市場は4連騰になったNY市場をみて期待されたのですが、円相場が1ドル107円台と円高に傾いたことが嫌気されて上値追いに水が差されました。
たまたま日経平均は3連騰で2万500円に接近していたため一服場面となってもおかしくありませんでした。前日に戻した電機、化学、資源、医薬品などが早くも反落し、一服していた電鉄、電力などが反発しました。決算発表を控えていたファーストリテやファナック、エーザイなど値ガサの下落も目立ったために日経平均の下落幅が拡がったといえます。日経平均は押し目となりましたが、まだ相場は戻り始めたところであり、突っ込んだ場面では銘柄を絞って拾う作戦が有効とみています。
因みに10-12月の下落率は22%超えとなったのですが、過去3年間の間にそれに近い下落をみせた場面が2016年1~2月の21.6%、2015年8~9月の19.3%がありました。その際の戻りは16年3月にかけて16.3%の戻り、15年10~11月末までに18%の戻りを見せています。その例を参考にすれば今回の下落の反発のメドは16~18%と予想することができ、2万2000円超えが見込めることができると見ています。10日のように下落する日があったとしても徹底的に売った外国人の買戻しを軸にして2月にかけて大きく戻す可能性が高いといえます。
地味な存在の南海電鉄に意外性
武田薬品工業(4502)が引き続き堅調な動きをみせていました。沢井製薬(4555)、日医工(4541)も再び出直る見通しもあるために下値を拾うのも一策とみています。化学も反落に転じましたが、カネカ(4118)のここからの押し目は拾う価値があるとみています。
電鉄の中で比較的地味な存在の南海電気鉄道(9044)が意外性のある動きを期待できそうです。3000円乗せ後の動きに期待で、日本通運(9062)も要注目。
アンジェス(4563)は全体が調整色を強める中、もみ合い状態で終始しました。筆者は10日頃には500円台のせを見込んでいましたが、来週に持ち越しとなりそうです。
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