高野恭壽|高さん 証券市場新聞

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年の発会はあまり海外要因に左右されることなしにスタートします。正月の休みの間には大きな国際問題もなく、比較的平穏に年を越せたようです。昨年の発会はいきなり急落ではじまり、そのまま一段安になり奈落の底へ突き落されたような展開でした。そうした経験あって、2016年の暮れの相場は早い目に手仕舞い大納会は盛り上がりに欠けたままで終えました。つまり、警戒感が先行した形で新年を迎えるという昨年とは全く逆の発想になったわけです。それは決して今年を悲観するという意味ではなく、昨年前半のような経験はしたくない心理が働いたものでした。昨年の大発会時の信用買い残は3兆円にものぼっていたのですが、昨年の大納会の残は何と2兆円にとどまっていたのです。この数字が警戒感が強いことを如実に語っています。つまり、大発会前の段階では投資家が手を透かして待っている状態にあり、いつでも出動できる態勢にあるといえます。
このことを考えると整理された好需給の状態でかつ、新年の段階で特に売られる材料もない状況でスタートすることになることは今年の大発会は順調な上げではじまる可能性が高いことを物語っています。年末に高く終わるとみていたのが、逆になって終えました。その分年明けから強い動きになって始まると考えていいいと思っています。

 

高野恭壽

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