グロース株に改善の兆し【転ばぬ先のテクニカル】

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FOMCは23年までゼロ金利

昨日の東京株式市場は大幅反発となりました。注目の米FOMCでは金融政策は現状維持とし、2023年までのゼロ金利想定を継続しました。また、インフレは一時的として21年のみ大きく上方修正しました。

SLRは延長期待優勢

SLR(銀行規制)についてはパウエル議長が記者会見で「数日後に発表する」とだけ言及し、緩和措置を延長するかなど具体的な発言は控えました。緩和措置は3月末期限であり、延長しなければ銀行は国債を保有しずらくなり、金利上昇圧力に繋がるため、市場は延長期待が優勢となっています。この件に関しては、米政権が民主党変わったことで、潤沢なマネー供給を継続しつつも資本規制や取引規制を強化するシナリオは十分考えらますが、マーケットの安定を考慮して延長されるのではないかと思われます。

日銀会合は長期金利誘導幅広める方向

さて、本日は日銀会合の結果が発表されます。昨日のお昼休みに日経新聞が報道したことによりますと、日銀金融政策に関する報道では、明日の日銀会合で長期金利の誘導幅を広め、±0.25%程度とする方向だということです。また、上場投資信託(ETF)買い入れは年6兆円とする目安をなくす見通しなどを報道。日本の長期金利の誘導幅が拡大することで日米長期金利差が縮小することから、ドル売り・円買いに転換し、この影響で日経平均は前場の上げ幅を縮小する動きとなりました。結果が待たれるところです。

ダイフクに注目

ここにきて値嵩バリュー株の一部のチャートが改善しだしたものが目につきだしました。足元ではグロース株人気で水準訂正が進みましたが、日経平均が年初来高値を抜くためには値嵩株は欠かせません。本日の日銀会合の結果を確認し大きな影響がなければ、そろそろバリュー株からグロース株へと目を移す時期かもしれません。結果次第ですがダイフク<6383>に注目しています。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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