売買代金5.2兆円【転ばぬ先のテクニカル】

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バブル後高値で幻のSQ値超えも急速に値を消す

本日の東京株式市場は反発し、バブル崩壊後の高値を更新するとともに、幻となっていた1月限SQ値を超えましたが、その後は急速に値を消す展開となりました。

SOX高、円安も中国投信停止や韓国、香港株安

昨日の米株式市場で主要3指数は下落しましたが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことで東京市場でも値嵩半導体関連株などが買い先行したことや、為替市場でドル円が147円台へと円安が進行したことが好感されました。日経平均は一時3万6239円高値までありましたが、中国投資信託が、やみくもに投資すれば多額の損失を被ると日経ETFの取引を一時停止、というニュースにより流れが変わりました。また、韓国が2%超、香港市場が3%超下落したことも相場を冷ました要因でしょう。

やり過ぎ感満載で天井打ちシグナル点灯

それにしても、朝方の急騰劇には驚かされました。年明けから連日の急騰も昨日の下落で一旦、調整局面入りと考えておりました。まさか幻のSQ値を否定してバブル崩壊後の高値更新へと進むとは!ただ、日経平均の25日線上方乖離率が再度7%を超えたことで、上述のニュースが流れなくても、利食いが出てくることは想像できたと思います。日経平均は本日の高値から一時763円下落し、ほぼ安値引けです。日足ローソク足は上髭の陰線形成。しかも売買代金が5.2兆円超と上値にシコリを作りました。やり過ぎ感満載によって天井打ちのシグナル点灯と言えそうです。

更にが急騰するなら最大値は3万7168円

尚、更に指数が急騰する場合、昨年10月30日安値(3万538円)、11月20日高値(3万3853円)、12月8日安値(3万2205円)から計算できる日経平均の最大値は3万7168円です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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