上げるために必要な下げ【転ばぬ先のテクニカル】

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東京株式市場は反発

本日の東京株式市場は反発しました。

米3月雇用統計は予想大幅に上回る

注目された米3月雇用統計は非農業部門の雇用が20万人増の予想に対し、結果は30万3000人と大幅に上回り、また、1月の伸びが22万9000人から25万6000人に、2月の伸びは27万5000人から27万人に修正されました。3月の失業率は3.8%と2月の3.9%から低下しました。一方で、賃金の伸びは弱まっており、3月の平均時給は前年同月比4.1%増と
2月の4.3%から低下しました。

マーケットの反応は真逆

マーケットの反応は債券安・株高という真逆の反応。10年債利回りは4.402%に上昇しており、株安要因と考えられるのですが、雇用統計の結果を受けた株式市場は景気が良いと判断しているようで、NYダウは5日ぶりに反発しました。

買い先行も25日線回復には至らず

NY主要3指数が反発したことで、東京市場は買い先行スタートしています。日経平均は3万9500円近くまで上げていますが、25日線(3万9772円)を回復するには至っていません。

早期25日線回復出来なければ調整長引く

25日線を下回って4日目となりますが、下げの値幅が大きいため、25日線が下向きに転じてきました。これは昨年10月以降の上昇相場で初めてのことになります。早期に25日線回復が出来なければ、上値が重くなり、調整局面が長引くことになりますので、反発したからといって油断はできないということになります。

最高値以降ザラ場の上げを消すケース増える

年始からの上昇相場では、少々押し目が入ってもすぐに買いが入って日足は陽線形成するケースが多発しました。しかし、3月22日の最高値以降は押し目買いが入っても上値が重くなっています。3月22日も含め12営業日が経過しましたが、前日比では6勝6敗。しかし、日足ローソク足は陰線が9本とザラ場の上げを消すケースが増えています。

相場はそれなりの値幅調整を待っているかも

上値がとても重くなってきており、1~3月とは相場の性質が変わってきているように思います。毎日株価が上がると嬉しいですが、更に上げるための調整下落も必要です。そういう意味では、足元の相場はそれなりの値幅調整を待っているのかもしれません。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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