FOMC後の為替動向を注視【高野恭壽の相場指南】

高野恭壽|高さん 証券市場新聞
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ドル安の動きが継続するか?

 先週前半の東京市場はFOMCが予定されていたことから、手控えムードが強く小動きで推移しました。そして注目されていたFOMCについては、2019年の想定利上げ回数をゼロとし、よりハト派的な政策スタンスへの転換を鮮明にしました。バランスシート縮小については9月に終了すると表明しており、事前に市場が想定していたものよりもハト派的な内容になっています。これを受けて1ドル111円台後半で推移していた為替も21日には1ドル110円50銭台まで円高が進行しています。今回のFOMCの声明から2020年1月の利下げ論も浮上しており、ドル安の動きが継続するようであれば東京市場全体の上値を抑える可能性があると見ています。

半導体系はしっかりした展開

 ただ、半導体系はしっかりした展開になっています。20日の東京市場では日立、富士通が寄り付きこそ戻り待ちの売りで反落しましたが、すかさず切り返し前日を上回り、富士通は2月高値をクリア、日立も1月高値を更新していました。両社の上昇基調が維持すれば、他の半導体関連にも出遅れ感が台頭するのではと期待しています。
 一方、Googleがクラウドゲームの新サービス「Stadia」を発表したことでソニーと任天堂が大幅に売られました。ゲーム業界の将来性については成長鈍化の見通しが強いだけに独自の画期的な製品を登場させないと厳しい株価推移が続きそうです。

今回の狙いは?

 一方、ノンバンクではアコム(8572)の株価が400円以上の水準で定着するものとみられますので一段高を期待できそうです。オリックス(8591)もジリ高傾向にあり目が離せませんが、ここはアコム一本に絞って勝負すべきと思っています。
 今回の狙いは穴株としてやまびこ(6250)、東海カーボン(東海カーボン)、日野自動車(7205)です。当欄一貫推奨のアンジェス(4563)は1100円をがっちりと守る動きとなっていました。その動きをみて下値不安が薄いとみた買いが入っています。しかし、まだ、上値を追う場面は早いとみていますので積極的に拾うことは早いと思っています。




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