引き続き内需系銘柄の選別買い【高野恭壽の株式情報これでどゃ!!】(無料版)

高野恭壽|高さん 証券市場新聞
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関電とJR西を継続注目すべし

12日の日経平均は寄り付き段階では250円程度の下落で始まりました。前場段階では300円安辺りで推移していましたが、後場に入りますと値ガサ系銘柄の大幅安が目立ち始めて引けにかけて下落幅は拡大し大引けでは464円安の25748円となって終えました。

ソフトバンクGの下落が悲観的な雰囲気に

下落が目立ったのは超値ガサ株のファーストリテイ、キーエンス、任天堂、東エレ、富士通、ファナックが軒並み大幅な下落になり、日経平均の下落の足を引っ張りました。超値ガサ系ではありませんが、ソフトバンクGの下落が相場全体を悲観的な雰囲気にしました。昨年には5兆円近い営業利益を計上して驚かせましたが、22.3月期は中国や米国株式の下落が響き一転して1.7兆円の営業損失に転落しました。直近の1-3月期も2兆円を超える損失になっており、今期の見通しは非公開ですが、改善の可能性が薄いとみられて一段安となり、8%安の4471円まで売られました。投資会社として米国、中国ともに相場の悪化が続くなど四面楚歌状態が続いており、厳しい結果になりました。

その他の銘柄は下落しても限定的

これら値カサ系やハイテク系が大きく日経平均の大きな下落に拍車をかけたのですが、その他の銘柄は下落しても限定的でした。逆に好決算銘柄は三菱重工、川重、ダイキン、IHIなどが買われていました。

民鉄も一部物色

内需系銘柄も電力が堅調な他、大ガス、東ガスなどが上値を追ったほか、大手ゼネコンも大林組はじめ反発する銘柄がみられていました。小売りも大手百貨店が値を保っていました。電鉄もJR西が値を保ったほか民鉄も一部物色されていました。

高島屋も上値追いの可能性

内需系では大手百貨店のH2Oをお勧めしていますが、今期の業績見通しは営業利益10倍超えを予想していました。恐らく、今後1000円大台を目指していく可能性が強まったとみています。高島屋も上値追いの可能性が高いとみていますので時価水準は買いに分があるとみています。小物の戸田工をお勧めしていますが、13日には決算発表を予定しています。恐らく、前期、今期ともに明るい業績を見込めますので、先高の可能性は高いとみています。2400円割れ場面は是非、拾うべきです。

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