半導体はじめ電機、機械、精密、自動車などが一斉高になったほか、化学、鉄鋼、金融、非鉄なども上げ基調を強めるなど全体に物色範囲が広がり、日経平均は20200円前後まで上げて引けました。これで波乱となった4日の高値を更新したことになり、20300円台回復が射程圏になりました。
今週は上げ基調を強めると予想通りの展開になったのですが、高値更新に近づくにつけて売り圧力が強まることになりますので、先駆した銘柄の上値は重くなっており、これまであまり買われていなかったグループの足取りが軽いようですが、物色対象が広がったことは目先、警戒感が強まりそうです。12日に値が伸びるようだと一旦、利益確定も考慮に入れて対処する必要もでてきました。
高野恭壽
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