高野恭壽|高さん 証券市場新聞

4月には上げピッチは早まっていく【高野恭壽の相場指南】

米国株式の下げ渋りと円相場が107円台まで安くなったことをみて、よりつきから200程度の上昇で始まりました。円安に振れた要因は北朝鮮の金正恩委員長と中国の習近平主席の首脳会談が電撃的に実現し、非核化に前向きの姿勢を示したことを受けて、日本の地政学的リスクが弱まったことによるものでした。寄り付き後も上値を追ったのですが、これまで上げると波乱の動きが続いていたために上げ過程では「とりあえず戻したところは売っておこう」との投資判断が働いたとみられます。また、月末はこれまで大きく売られていますので、その警戒感もでたとみられます。そうした理由から折角200円以上戻したにも関わらず、ジリジリと下げてついには前日の終わり値を下回って30円安程度まで売られました。しかし、そこまで下落すると売り物も薄くなり、逆に押し目買いが入り引けにかけては買い戻しの勢いが強まり、結局127円高と21159円で引けました。
 円安に働いても輸出系の戻りが鈍く、内需系が中心になっています。食品、サービスなどが高い。医薬品は値下がりとなったが、武田薬が400円以上下げたために、業界の指数を下げたためで、小野薬、大日住友などが新高値をつけたほか、協和キリン、参天薬などが軒並み高くなっており、実質的には買われたといえます。
 日経平均は戻りの鈍さが懸念されていますが、2-3月に大波乱を続けていましたので、そのトラウマが戻りを鈍くしていると思われます。しかし、いずれの懸念材料も過剰であったことが明らかになっていくと考えられ、4月には上げピッチは早まっていくものとみられます。




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