日経平均は大きく反落しました。北朝鮮のリスクが薄れて地政学リスクの後退が今回の相場の背景のひとつでしたが、中東リスクが新たに浮上し原油価格の押し上げが目立つようになっています。サウジがイラクを敵対視し政情不安の高まりが原因になっています。ロシアとＯＰＥＣが減産延長合意よって原油高が続いていましたが、そこへこの問題が加わって原油価格がＮＹ市場で57㌦台と今年の高値を更新したのです。ドル高円安を呼び込み日本にとってもプラスになるのですが、きな臭い政情不安のリスクを考えると必ずしも喜べない問題になります。この問題の浮上で下落幅が予想以上に大きくしました。また、3月決算のピークが峠を過ぎたことも相場を刺激する材料が乏しくなりますので、売られ安くなる状況を生んだことになります。こういう事情をみて先物が仕掛けて下落幅を拡大させたといえるでしょう。
目先は３％押しを割り込みましたので、５％押しの22200円がメドになりそうです。
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