2023/4/24月曜日
チャートから読む騰落銘柄
東映
レノバ
1万7000円トビ台からの底値離脱を経て21日には3月9日の1万8000円を一気に上抜き、1万8270円まで買われる。スラムダンク新作映画が中国で記録更新に大ヒットで昨年11月高値1万9120円も視野。
4月18日は50日線回復し、2110円まで上昇する場面あるも、そこから押し戻され、再度の2000円割れ。315万株超の買い残重しで、バイオマス燃料市況の動向次第では3月16日安値1800円も視野。
動意銘柄
Welby
がストップ高
Welby<4438>がストップ高まで買われ年初来高値を更新した。この日、PHR(個人健康記録)を通じて患者中心のがん診療実現と治療アウトカムの向上を目的とした「オンコロジーPHRコンソーシアム」を設立したと発表した。コンソーシアムでは国立がん研究センターをはじめとしたがん診療連携拠点病院と共同プロジェクトを開始、PHRに集積される臨床データをレジストリ化して治験や臨床研究での利用を促進することにより、患者個別の状態にあわせた最適な治療が提供できる環境を構築するとしており、PHRの利用拡大と収益貢献を期待した買いを集めた。
ディスコが
新値
ディスコ<6146>が大幅高で新値追い。同社は20日の取引終了後、23年3月期決算を発表、連結営業利益では計画の1032億円に対して前の期比20.7%増の1104億1300万円と上振れ着地したことが好感された。24年3月期の第1四半期(4~6月)予想については、連結売上高で533億円(前年同期比10.8%減)へ、営業利益で165億円(同23.6%減)を見込んでいる。精密加工装置においてはグラインダを中心に高水準の出荷が継続しているが第1四半期は減少を見込んでいるようだ
ダイワ通信
ストップ高
ダイワ通信<7116>が21日ストップ高。同社は19日の取引終了後、ヤマト運輸と、同社のAI顔認証送迎用バス置き去り防止安全装置Face Roll Callについて、全国の送迎バス保有事業者への訪問取付を目的とした業務委託契約を締結したと発表したことが好感された。
仁丹
ストップ高
森下仁丹<4524>が一時ストップ高。前日引け後、23年3月期の連結業績について、営業利益を2億8000万円から5億6000万円(前期比87.3%増)へ大幅に上方修正、年間配当を37円50銭から40円(前の期37円50銭)に引き上げたことが好感された。ジェネリック医薬品分野で販売を開始した高脂血症用剤の販売が予想を上回り、販売価格引き上げ効果も利益を押し上げている。
半導体
が買われる
アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が堅調。前日の米国市場でラムリサーチが1~3月期決算が好感され7%超高と急伸、台湾TSMCは通期売上高見通しを下方修正したものの、設備投資計画を据え置いたことも買い安心感を誘った。TSMCは事前に設備投資計画の下方修正観測が伝わっていた。
旅工房
ストップ高
旅工房<6548>が21日ストップ高。今年のゴールデンウィークはコロナ禍の昨年から一変して旅行者数が大幅に伸びることが予想されることからネット専業の旅行会社である同社はゴールデンウィーク関連として人気を集めている。
編集後記
いよいよゴールデンウイーク入り。今年は海外旅行に出かける方も多いようだが、どこでも話題になるのは人手不足。コロナ禍で解雇した人員を簡単に戻すのは難しい。筆者の知人も「もう飲食業は懲り懲り」と全く別の業界に転職してしまった。コロナ禍以前の状態に戻るには時間がかかりそうだ。
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