一旦、反落に転じるタイミング【高野恭壽の相場指南】

高野恭壽|高さん 証券市場新聞
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一旦、反落に転じるタイミング【高野恭壽の相場指南】

27日にほぼ日経平均は半値戻り(22539円)の水準まで回復した後に伸び悩みし、22400円前後でのもみ合いで終始し、引けは22380円台で終えました。前日は米国高で寄り付き高値となって引けはダレて上げ幅が縮小しました。特に、ハイテク系にダレる銘柄がみられました。しかし、27日の相場ではハイテク系が切り返す動きになったのですが、これは米国株式が3連騰となり、安心感が強まったことが原因になりました。後場に入るともみあいに転じたのは新FRB議長のパウエル氏が27日に議会証言するため、金利の引き上げについてどういう証言をするのか、見守りたい見方が広がったことが原因でした。26、27日に米国債の金利が低下して米国株高につながっており証言次第では反落の恐れがあります。それを警戒して伸び悩んだといえるでしょう。米国株式は2日急落の寄り付き26060ドルにあと200ドルと迫っており、一旦、反落に転じるタイミングが近づいていることになります。
 したがって、27日のハイテク株の上げにはついていくのは問題が生じるとみるのは自然で26日に買われていた医薬品系を拾うのが筋といえます。




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