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売られ過ぎも心配ナシ【高野恭壽の相場指南】
前月27日の22502円高値から大幅な下落が続き、ついに、5日には先の安値を一時、割り込むところまで下落しました。この間、7%です。米国株式もほぼ同様の下落率になっており、日経平均は当事者並みの下落を続けていたことになります。戻す時には米国並みにならず、下げる時にはツレ安するという日経平均の弱さをまざまざと示す下落になりました。
5日の相場は内需系などが反発する動きを見せましたが、鉄鋼、アルミ関連はじめ、非鉄系が大きく売られたほか、自動車などの輸出系の下落が目たちました。米国の輸入関税は日本の関連業界に与える影響がほとんどないにも関わらず、大きく下げたのは首を傾げざるを得ません。特に、アルミは米国への輸出どころか世界で生産量が42位に止まっており、何の影響もないにも関わらず、筆者が一貫推奨している大紀アルミが下落の標的になり、大幅安になったのは理解に苦しむところです。今期の大幅増額修正が確実であり、このいわれなき下げの反動がいずれ急騰という形で現れるものとみています。したがって、売られ過ぎた同社株は何の心配ものなく拾うべきだとみています。
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